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補助金・助成金の申請方法

解体工事の補助金を自治体で受ける条件と申請方法を徹底解説

栗原 誠一 / 更新:2026-06-24
解体工事の補助金を自治体で受ける条件と申請方法を徹底解説
実家を解体したいけれど、200万、300万という見積もりを前に手が止まっている。そんな相談を私はこの10年で何度も受けてきました。結論から言うと、解体工事の補助金は国の一律制度ではなく、あなたの建物がある自治体にあるかどうかで決まります。条件さえ合えば工事費の数割が戻ってくることもあります。
  • 解体工事の補助金は全国共通ではなく、自治体ごとの制度である。
  • 対象になりやすいのは「1年以上使われていない空き家」「倒壊の危険がある建物」。
  • 昭和56年(1981年)以前の旧耐震基準の建物が対象例に挙げられることが多い。
  • 補助率は工事費の20〜50%、上限は30万〜100万円前後が目安となる自治体が多い。
  • ほぼ全ての制度で「工事着手前の申請」が必須で、着工後に気づくと受けられない。

解体工事 補助金 条件 自治体の結論

【 解体・補助金 】知らないと 大損 確定 !補助金の制度と種類について【 e-group  |  日本エコジニア 】#補助金 #解体 #空き家
【 解体・補助金 】知らないと 大損 確定 !補助金の制度と種類について【 e-group | 日本エコジニア 】#補助金 #解体 #空き家

解体工事の補助金を受けられるかは、建物がある自治体に制度があり、その条件にあなたの物件と申請者が当てはまるかで決まります。

国に「全国どこでも使える解体補助金」はありません。実態は、各市区町村が独自に設けた制度です。だから隣町にはあって自分の町には無い、ということが普通に起きます。

国土交通省は「空き家再生等推進事業」などを通じて自治体の空き家対策を支援しており、多くの自治体はこの種の支援を活用して独自の解体補助を実施しています。

一番伝えたいのはこれです。補助金は工事着手前に申請するのが原則で、契約・着工してから申請しても対象外になります。まず自治体に確認、それから業者と契約してください。

解体をご検討中の建物がある地域をお選びください。

最初にやることは、解体したい建物がある市区町村の名前で「○○市 空き家 解体 補助金」と検索することです。

解体をご検討中の建物がある地域をお選びください。

制度の有無も金額も自治体ごとにバラバラなので、地域を特定しないと話が始まりません。私が相談者に最初に聞くのも、必ず「どこの市町村ですか」です。

自治体名で検索して要綱(補助金交付要綱)が出てきたら、対象建物・申請者・上限額・受付期限の4点だけ先にメモしてください。それで使えるかどうかの大枠は掴めます。

解体助成金情報 ご案内サービス

自分の自治体に制度があるか分からないときは、補助金情報をまとめた案内サービスや、自治体の窓口に直接問い合わせるのが確実です。

正直に言うと、ネットの一覧サイトは更新が追いついていないことがあります。年度が変わると上限額や受付期間が変わるため、最後は必ず自治体の最新の要綱で裏取りしてください。

私自身、ある相談で「一覧サイトに載っていた金額」と「今年度の実際の上限」が違っていた経験があります。古い数字で資金計画を立てると後で足が出ます。

各自治体ごとの 解体費用助成金について

知っておきたい!解体工事の補助金のこと|いつ、どこに相談すればいい?どれくらいの金額がもらえるの?
知っておきたい!解体工事の補助金のこと|いつ、どこに相談すればいい?どれくらいの金額がもらえるの?

解体費用の助成は、補助率と上限額が自治体によって大きく異なり、工事費の20〜50%・上限30万〜100万円前後が一つの目安です。

これはあくまで全体傾向で、実際にはもっと手厚い制度もあります。たとえば一宮市の2026年度の制度では、補助対象工事費の5分の4・上限20万円という案内があります。補助率は高いけれど上限が低い、というタイプです。

解体補助金でよく見る条件の目安(一般的な傾向)
金額・割合は自治体により異なります。最終確認は各自治体の交付要綱で行ってください。
項目よくある内容
対象建物1年以上使われていない空き家
建物の状態倒壊など周辺に悪影響を及ぼすおそれがある
建築年昭和56年(1981年)以前の旧耐震基準が対象例に多い
補助率の目安工事費の20〜50%程度
上限額の目安30万〜100万円前後
解体範囲建物全体(全部の除却)が対象のことが多い

表を見て分かるとおり、「古くて・使われていなくて・危ない」建物ほど対象になりやすい。逆に言うと、まだ住める家や賃貸中の家は対象外のことが多いです。

どんなことでもお気軽にお問い合わせください。

制度が使えるか自分で判断しづらいときは、申請前に自治体の担当課へ電話で確認するのが一番早くて確実です。

どんなことでもお気軽にお問い合わせください。

よくあるつまずきが「建物が条件に合っているか曖昧なまま業者と契約してしまう」ケースです。多くの自治体は交付決定前の着工を認めていないため、ここを間違えると補助金がゼロになります。

電話では、対象建物に当てはまるか・今年度の受付はいつまでか・現地調査が必要か、この3つを必ず聞いてください。

お問い合わせ

問い合わせ先は、市区町村の「建築」「住宅」「空き家対策」を担当する部署です。

納税状況も条件になることが多く、固定資産税や市税の滞納があると申請できない自治体が大半です。問い合わせ前に、自分が納税証明を出せる状態か確認しておくと話が早いです。

資料請求

【半額!?】解体費用を安く抑えるなら見て! まず知るべき助成金の基本
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申請に進むなら、自治体の交付要綱と申請書一式、そして必要書類のリストを早めに手元に揃えるのが安全です。

申請には、建物の登記情報や所有を示す書類、納税証明、解体業者の見積書などが求められるのが一般的です。書類が揃わず受付期限に間に合わない、という失敗を私は何度も見てきました。

申請でよく求められる書類(一般例)
自治体ごとに必要書類は異なります。必ず該当自治体のリストで確認してください。
書類目的
申請書補助金交付の申請
登記事項証明書など建物の所有者・相続関係の確認
納税証明書市税等の滞納がないことの確認
解体業者の見積書対象工事費の確認
建物の現況写真老朽・危険度の確認

目次

この記事は、補助金の基本→助成金との違い→目的→条件→注意点→よくある質問の順で読めば、自分が使えるか判断できる構成にしています。

目次
  1. 解体補助金・助成金とは何かを押さえる。
  2. 補助金と助成金の違いを理解する。
  3. 制度の目的から「対象になりやすい建物」を逆算する。
  4. 申請者・物件・工事の条件を確認する。
  5. 着工前申請など落とし穴を避ける。

解体工事で得られる補助金・助成金とは

解体工事の補助金・助成金とは、空き家や老朽危険家屋の解体費用の一部を自治体が負担してくれる制度です。

目的は主に空き家の倒壊リスクを減らし、地域の防災や景観を守ること。だから「使われていて危険でない家」より「放置されて危ない家」が優先されます。

対象建物の条件として多いのは、1年以上使われていない空き家であること、倒壊など周辺へ悪影響を及ぼすおそれがあること、そして昭和56年以前の旧耐震基準の建物であることです。

申請者は原則として建物の所有者か、その相続人。工事は建物全体の除却が対象で、一部だけの解体は対象外という制度が多いです。

補助金と助成金の違い

解体工事の補助金をもらうのは難しい?もらいにくい理由やおもな条件、注意点を解説しました!
解体工事の補助金をもらうのは難しい?もらいにくい理由やおもな条件、注意点を解説しました!

解体工事の場面では、補助金も助成金も「自治体が費用の一部を出す制度」という点で実質的にほぼ同じものとして扱われます。

厳密には、補助金は予算枠や審査があり要件を満たしても採択されないことがある一方、助成金は条件を満たせば受けられる、という性格の違いを語られることがあります。ただ解体の現場では、自治体が制度を「○○補助金」「○○助成金」とどう呼ぶかの差にとどまることが多いです。

私が相談者に伝えているのは「名前の違いより、要綱に書かれた条件と上限額を見てください」ということです。呼び方で損得は決まりません。

補助金・助成金の目的

この制度の根っこにある目的は、放置された空き家による倒壊・防災・景観の問題を、自治体が費用面から後押しして解消することです。

補助金・助成金の目的

国土交通省の空き家再生等推進事業のような国の支援が背景にあり、それを使って各自治体が独自の解体補助を組み立てています。だから「自治体内の業者に発注すること」を条件にする制度もあります。地域の事業者を回す狙いです。

目的を知ると条件の理由が腑に落ちます。危険な空き家を、地域の手で、確実に全部壊す。だから対象は古い空き家、解体範囲は建物全体、発注先は地元業者、という条件設計になっているわけです。

よくある質問

相談現場で実際に多い質問を、結論から答えます。

よくある質問

解体工事の補助金・自治体の制度とは?
自治体が空き家や老朽危険家屋の解体費用の一部を負担する制度です。国の一律制度ではなく、市区町村ごとに有無も金額も異なります。対象は1年以上未使用の空き家や倒壊の危険がある建物、昭和56年以前の旧耐震基準の建物が多いです。
解体工事の補助金で、費用はどのくらい戻る?
一般的な目安は工事費の20〜50%、上限30万〜100万円前後ですが、自治体差が大きいです。たとえば一宮市の2026年度制度では補助対象工事費の5分の4・上限20万円という案内があります。最終的な金額は必ず該当自治体の要綱で確認してください。
解体工事の補助金の始め方は?
まず建物がある自治体に制度があるか確認し、対象条件・上限額・受付期限を押さえます。次に必要書類(申請書・登記情報・納税証明・見積書など)を揃え、工事着手前に申請します。交付決定の前に契約・着工すると対象外になるので順番が重要です。
最後にひとつだけ。補助金は基本的に工事が終わってから支払われ、審査にも時間がかかります。先に自己資金で立て替える前提で資金計画を立ててください。

次の一歩はシンプルです。今日のうちに、自分の市区町村名で補助金要綱を一度検索してみてください。制度があるかどうかが、解体費用の数十万円を左右します。

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栗原 誠一

ファイナンシャルプランナー(AFP) ・ 相続・空き家問題の相談実務10年

空き家問題に関心を持つFPとして、全国の自治体補助金制度を自ら調べ歩き、実際の解体事例や申請手続きをもとに情報を発信しています。読者が損をしないよう、制度の抜け穴や注意点まで一次情報にこだわって伝えます。

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